年末からまさかの風邪で2~3日ほどノックダウンを食らった年明け早々に遅れていた年賀状を作成しようとしたところ、7~8年近く使っていたCanon MP610が「U052」エラーの表示が。

U052: プリントヘッドの種類が違います、正しいプリントヘッドを装着してください。

調べてみたところこちらのエラーが出る場合は原因自体は色々あるらしいのですが、結果的にいうと割とご臨終のエラーだそうな。私の場合、心当たりがあるとすれば普段あまりプリンターを使わないだけにプリンタヘッダーの部分が根詰まりを起こした可能性が高いという事。

価格.comで見かけた情報を元にヘッダーを外して水(買い替え前提の悪あがき)で本体ごと洗浄して根詰まりを直したはずですが、どうにもうまいことインクがヘッダー部に回らないようでエラー解消せず断念。

コピー用途はそこまで多くはないので brother HL-3170 を狙っていたのですが、そもそも店頭販売でレーザープリンタが置いていないのですよね。しかもコピー機能付きの複合機となるとことごとくモノクロ印刷となるか、値段が7万円近くと完全にSOHO向けのモデルへ・・・。

ってことでレーザーを諦めて結局インクジェットへ。となるとメーカーの選択肢はCanon一択なのでモデル的にはMG7530/MG6730 (Wi-Fi対応 + 9600dpi)のどちらか。MG7530はNFC対応とインテリジェントタッチ(ボタンではなくてタッチ操作)らしいのですが、WindowsPhone/iPhoneはNFC未対応で意味がない + タッチの操作感が悪いので、ボタン式のMG6730一択に決定。

購入したのがヤマダ電機で不本意(※ ビックは閉まってしまった)ではあったのですが、14,800 (+ 税)円に加えて、2,000円キャッシュバックキャンペーンを実施しているのでコスト的にはそこそこ安いです。

そしてここから最も肝心な部分で、Canonのインクジェットプリンタ(複合機)はWindows Server系のデバイスドライバを出さないことは既知のもので、この結果スキャナがまともに使えないということがありました。

が、今回Wi-Fi(ネットワーク)を経由することでホストに依存する部分が無くなるはず!という期待を込めてセットアップをしましたところ、バッチリでした。

  • デバイスドライバを入れることで、セットアップ時にプリンタを自動検出
  • 同セットアップ時に「Canon IJ Network Scanner Selector EX」が常駐し、本体からスキャンを選択するとプッシュ先のホストとして選択可能になる (=ネットワークスキャン可能)
  • AirPrintとしても標準で認識可能 (=要プリンタ側のBonjourサービス)

ちなみにHyper-V上のPCからの各種プリンタパネルはこんな感じです。

20150104_MG6730 

というわけでして、仮想PC特有の不便であった点に関しての一つがまた解消された形となります。

MG6730、セットアップが完了してそこそこに満足はしているのですが、不満点を挙げるとすると

  • Wi-Fi接続時に本体側のIPv6を無効化しないとDHCPでIPをつかまないどころか、直接IPv4指定しても一切の通信ができない (一般的なご家庭はまず最初にIPv6無効化必須)
  • DHCPの場合にIP変更が頻繁に行われても問題ないかどうかわからない (上の図を見る限りはMACアドレスで掴んでいるので大丈夫?)

これも価格.comのユーザー書き込みがなかったら気が付けない盲点でした(というか、IPv6は無効にしていると思い込んでいてつながらなかった際に、再度確認したら原因がそこだった)。

という新年早々に風邪 + プリンタ故障と悲惨続きでしたが、なんとか復帰できそう、だと思いたい・・・・。

※ 初詣のおみくじは「凶」でしたとさ。