恐らくはこんな技術は需要が無いとは思いつつも書いてみます。先日BIC-SIMを購入した!、と書いたばかりですが色々考え直しました。というのも私の利用的には常時データ通信を必要とする使い方で局所的な大量通信を使うものではないのです。その為、BIC-SIM(IIJ-mio)のように『月間で500MB制限 + 必要があればブースト』というよりは、OCN-SIMのような『日次で30MB』という制約のほうが遥かに適したプランといえます。その為、IIJ-mioを契約するもわずか1ヶ月での解約という流れになりました。

そして現在23:45という真夜中で野郎が一人喫茶店ですることと言えば、通信試験。データ通信契約をするもそれを使ったVPN経由リモートデスクトップを使ったことがなく、果たしてこれは実用に耐えうるものなのだろうか、と。当然、直接のリモートデスクトップである方が通信容量的に軽いはずですが、やはり実用ではVPNを最低限通しますので。(VPN圧縮通信は使いません)

というわけで、データ端末のテザリングを有効化して、VPNを張りながらping + リモートデスクトップのコンビネーションを試験してみました。通信的には

Microsoft Surface RT ⇔ テザリング機器 ⇔ VPNエンドポイント(PPTP) ⇔ Windows 8(RDPホスト)

のような構成となります。結果はスクリーンショットの通り無事つながりました。

rdp

 

レイテンシ(latency)はリモートデスクトップ対象のPCにpingを1000回投げ続けて以下のようになります。

192.168.1.10 の ping 統計:
    パケット数: 送信 = 1000、受信 = 997、損失 = 3 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
    最小 = 108ms、最大 = 2290ms、平均 = 254ms

最少最大のふらつきもありますし、パケットロスも見られるもののそこまでクリティカルなものではないです。この記事の途中まではテザリング経由で書いていましたが、文字を打つ分にもそこまで句ではありません。

というわけで、月額980円のテザリングでも出先のリモートデスクトップにはある程度耐えられるものだ、というのが私の所感です。但し、恐らくは日次30MB制限内でのものなので途中でその制限を超えた場合はどのような状態になるか、まで試験しきれていません。ただ、費用対効果という点では非常に優れているなー、というところです。