iPad/iPhoneでリモートデスクトップと言えばSplashtop Desktopと言ってきました。が、もちろん昨日のバージョンアップにより改悪というのはこの記事を紹介するための布石、と思っていただくのは偶然にも時期が一致しただけなのであしからず。さて、ここ1年程度の間にかなり品質の良いRDP(Remote Desktop Protocol)アプリケーションが販売されています。
- Jump Desktop (PhaseFive Systems) … 1,300円
- Remoter Pro (Remoter Labs LLC) … 850円
- iTap Mobile RDP (HLW Software) … 1,000円
とりあえず上3つのアプリに関して使ってみた比較を行ってみます(確認注意はしていますが、間違っているかもしれないのであしからず)。
製品名 | Jump Desktop | Remoter Pro | iTap Mobile RDP |
価格 | 1,300円 | 850円 (値引き中?) | 1,000円 |
対応プロトコル | RDP, VPN | RDP, VPN, SSH, telnet ※ SSHトンネリンク可能らしい? |
RDP |
解像度 カラー深度 |
RDP: 最大2048×1536 (24bit) | RDP: 最大 2048×1536 (24bit) | RDP: RDP: 最大 2048×1536 (32bit) |
日本語入力 | iPadキーボードより直接可能 | 間接的に可能 (キーボードをダイレクトマップして、タスクバーより入力モードをひらがなにする) |
iPadキーボードより直接可能 |
速度 操作感 |
快適 直観的で使いやすい |
かなり重い かなり慣れが必要 |
若干重い やや慣れが必要 |
クリップボード入力 | 可能 | 不可能 | 可能 |
ターミナル接続 | 不可能 | 可能 (SSH証明対応) | 不可能 |
アプリ日本語案内 | 一部対応 (言葉が変だけど) | 非対応 | 非対応 |
その他 |
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RemoteFXに関しては特殊な環境下だと思われるのと、SSHにしても使う人は余程のレアケース(システム管理者とか)だという点を加味すれば一般の方はJumpDesktopをお勧めします。私の場合はCase By Caseで使い分けが必要かな、というところです(加えてSplashtop Remote Desktopも)。
Remoter Proで注意をしてほしいのがいつまでか分からないけど値引き中であるということと、Remoter VPCという同社から同様のツールが出ているが、そのAdd-Onを購入するとその値引きよりはるかに高くなるということ(+ 加えてアプリサイズも大きい)。なので、購入するなら今のうちをお勧めします。
ってなわけで、まとめると・・・
- Windowsのみを快適に使いたい、且つ、グローバル経由で接続することがないならJump Desktop。
- RDPのみならずVNC・ターミナル接続なども行いたいという多目的型を1アプリでまとめたい方はRemoter Pro。
- RemoteFXという特殊な環境下でも通常のデスクトップとして使いたい方はiTap Mobile RDP。
な感じになると思います。
私の場合はblogのネタを含めてある程度よさそうなのを選定して買っていますが、そのような目的でもない限りは余程全てのアプリケーションを買う必要なんて事は通常起こりえないので、アプリの説明やレビューをよく理解したうえで購入することを強く推奨します。