先日書いたヘッドマウントディスプレイですが、本日購入しました。発売予定日は10月13日(土)となっていましたが私の場合はビックカメラより10日 13時ごろに受け取り可能連絡を受けたので、店舗到着次第では順次販売かなと思われます。

写真はちょっと割愛。明日にはiPod Touch 第5世代が届くはずなので、それから掲載します。

 

直営店に行って確認したわけではないので実機を触るのは初めてなんですが・・・・、持った瞬間に軽くなった、というのは明らかなほど軽くなっています。というわけで、以下、レビュー。

  • 軽くなった!間違ってほしくないのが「軽い」わけではない事。前モデルT1と比較して明らかに軽くなった、ということです。ただ、装着時の負担はかなり軽減されるものと思われます。
  • 遮光ゴムが進化した! … 以前は下部の左右につけた遮光ゴムが直ぐに外れたりすることが頻繁にありましたが、今回のゴムは上鼻の隙間もカバーする左右一体型のタイプが付属し、また、ゴムが引っかけるような構造になっているので簡単には外れません。ただ顔の形によってはゴムが頬や上鼻に当たります。また私的には、ゴムではなくてヘッドホンのイヤーパッドのような柔らかい素材がありがたいですね。
  • 装着が難しくなった? … 慣れもありますが装着が難しくなりました。まず1点目が『本体を額に当ててからヘッドバンドを締める時に指をかける人差し指の部分が、前モデルT1と比べて非常に遠い』。私の手のひらはかなり大きな方なのですが、それでも指が届くか届かないか、です。2点目が『掛けた後に眼鏡を調整するための隙間がない』。私は眼鏡をつけているので装着時にずれた眼鏡の位置を直すことがあるのですが、指が入りづらいので眼鏡の人は若干不便を感じます。言い換えれば、それだけ遮光性が高いってことなのですが。
  • 額の負担が減少! … 額の形も人それぞれなので必ずしもとは言い難いですが、額に当たるパッドの長さが数センチほど伸びているので、それにより額に当たる面積が増加しています。その為、かかる負担が分散して全モデルT1ほど痛くはなりません。
  • 臨場感UP! … 既に書いたようにゴムが改善されて、且つ、ヘッドマウント上部の隙間も減少したために多少明るい場所でも映画館の臨場感が味わえます。また、私的には構造が見直されたせいかレンズと目までの距離が縮んでいるように思われます。
  • 左右調節が便利になった! … 前モデルT1では顔のセンターラインから目までの長さが左右連動するため、ヘッドマウント本体と顔のセンターラインが完全に一致していないとボケたように映ることが多々ありました。今回のT2ではそれが改善されて、左右の調整が非同期で個別に行うことが可能です。なので、左右にちょっとずれた場合でも頭に締め付けたヘッドマウント本体を調整するのではなくて、レンズ側を個別に調整することで容易にベストな映像を視聴することが可能になっています。
  • HDMIスループット可能! … 初期設定時にシステムから聞かれるのですが、事前情報通りヘッドマウント利用時でもHDMIのスループットが可能です。消費電力が増えるけどスループットしますか?、的なことを聞かれますが恐らくそこまで増えるものでもない(稼働電力が)100倍とか!)し、また、この商品を買う時点でそれを気にする人は多くない部類でしょう。
  • 付属イアホンは残念 … どれくらい残念かと言うと、iPhone/iPodに付属しているイアホン、のレベルで残念です。前モデルT1では固定としてついているヘッドホンが残念(=変更できない部分でありながら音質があまり良くない)というのがありましたが、今回は付属でついているイアホン(=変更できるからいいけど、変更できる前提でつける部品の品質としてひどいレベル)として残念です。音声に関してスピーカーサラウンドを使う人にとっては非常に良い変更だと思われます。まだヘッドホンを装着して試してはいないので、そこは後で追記します。
  • 値段が残念 … 前回にも書いたように前モデルT1と比べて1万円の値上がりとなります。前モデルで売れると踏んでの強気値段なのか、今回の変更における開発費用に対する分なのかわかりませんが、エンドユーザにとっては軽量化されてイアホンがしょぼくなったのに何で値上げしたの?、と感じる部分はあるかと思います。まぁ・・・比較といった相対価値で考えるからそのように感じるわけで、映画館さながらの臨場感を持つ超高画質の3Dヘッドマウントディスプレイが7万円で楽しめる、という点を絶対的な価値で見れば安いのかも知れません。

 

以上、私が購入・装着した限りの感想です。上記を踏まえたまとめを言えば・・・・

  • 前モデルT1よりも更に上位の臨場感を味わいたいならオススメ
  • 眼鏡の人は・・・、実際に店舗で装着確認しましょう
  • お財布事情が厳しい人は更に解像度UPが期待の次モデルに期待をしましょう

※ 決して私のお財布事情にゆとりがあるわけではありませんので悪しからず。

 

現状ではヘッドマウント分野では最先端の品質となっており、個人的には選択の余地が無いと思っています。それだけに、他のメーカーも追従して商品を出してくれれば良いな・・・、と思ったり。だって、アンチS○NYなんだもん。