先日のblogでOffice 365 Kioskプランに加入して『モバイル端末』から利用する上で全く問題ないと書きましたが、PC『Outlook 2013』から使う上では問題があったようです。
私が確認した限りですがPC上から接続を試みた結果は以下の通りです。
- Microsoft Surface 2 – Outlook 2013 : 接続不能
- Microsoft Surface 2 – Windowsストア版メール : 接続成功
- Microsoft Windows 8 – Outlook 2013 Professional : 接続不能
因みにOutlook 2013上からアカウントの追加設定を行うと以下のエラーが表示されます。
Exchange ActiveSyncメールサーバー(EAS)へのログオン:サーバーが見つかりません
Outlook 2013上の製品説明にはEASを利用した機能マップは展開されていますし、また、モバイル端末からは正しく同期されているのでOffce 365側には問題が無いようにも思えます。というわけで、Microsoftに問い合わせてみたところ以下のKB(Knowledge Base)をいただきました。
Outlook does not support connections to Exchange by using ActiveSync
http://support.microsoft.com/kb/2859522
というわけで、これによるとOffice 2013はEASに対応していないとのことです。残念・・・・
と思いきや、半分裏技的に追加する方法があったので書いておきますが、もちろん正式な方法ではないので自身の責任で行ってください。(Windows 8, 8.1上)
- 何かしらの方法で『メール』の設定画面を開きます
- (1-a) コントロールパネル → フィルタバーで「メール」入力 → 『メール (32bit)』
- (1-b) Outlook → アカウントの追加
- 電子メールアカウント→新規→自分で電子メールやその他のサービスを使うための設定をする、を選択します
- Outlook.comまたはExchange ActiveSyncと互換性のあるサービス、を選択します
- 自分の設定(メールアドレス) + “outlook.office365.com” を入力します
- そのまま進むと問題のエラーが表示されます
- エラーが表示されたなら、メール設定画面を持つタスクをタスクマネージャからプロセス終了させます
- Outlookを起動すると設定が残っているはずなので、正しいパスワードを入力してログインします
- 多分、メールが正しく同期されるはずです
という結構強引な方法です。8). のエラー状態でダイアログ通りに抜けると設定が飛ぶので、その前に抜けてしまおうという感じです。
MicrosoftがOutlookに対してなぜこのような対応を取ったのかはわかりませんが、ただ一つ言えることはEASを選択することにMicrosoftの価値があるのかな、というところです。今後のMcrosoftの動向を見守りたい、というところですね。