先日買ったVictor® HA-FXC51 (Red)においしさをしめて思わずVictor® HA-FXC71 (Black)を購入してしまいました。本来ならビックカメラで買うところですがちょっと忙しいのと体調があまり優れないのでAmazonぽちっとな。
で、待ちに待って、という言葉も空しいほど2日ほどの本日届いたというわけです。値段にして3,380円 vs 4,872円、1,500の差はいかほどか、と。

耳に装着して聞き比べて唖然としました。まさか上位モデルで・・・・しょぼ・・い・・・・
一応前回の形式にならって書けばこんな感じ。

[Victor HA-FXC71]
高音に対して非常にクリアな音を発します。一方でそれに伴う中音・低音のゲインが少なすぎて高級感あるシャリシャリとした特性のように思われます。モデル上はHA-FXC51の上位っぽい扱いとなりますが、音は完全に別物と思ったほうがいいです。ゲームサントラ(割と全音域が出ると思われる)ではこのヘッドホンは向かないでしょう。

ちなみに、先日書き忘れていたヘッドホンが2つあったのでそれも案内しておきます。

[Victor HP-D7] (生産終了)
3年近く前のモデルで5,980円前後だったと思います。オープンエアー型だと思われますが、音がかなり自然です。値段対比でいうなればこれも異常な位の良い音を発します。音も良いことながら、その重量をカバーすべく開発されたXホールドという形状(上からはAudio-Technicaで見られる2点式のパッド、下からはヘッドホン自身のパッドの4点サポート)により装着感は非常に良好です。ちなみに2つ買って1個壊れました。

[Pioneer SE-M870]
Pioneerならではのドンシャリ系ヘッドホンです。ただ、音のクリアさは正直あまりありません。全体的にこもったような重い音が私にはあまり好きになりません(オープンエアーではないから、だと思いますが)。音漏れとか気になるようならこれでいいのでしょうが、音を純粋に楽しむのであればお勧めはできません。

計8個のヘッドホンを持っていることになるのですね。ちなみに、これを私の純粋な音だけでの好み順に書くと以下の感じ。

1位 Pioneer SE-DIR2000
2位 Pioneer SE-EX9
3位 Bose on-ear headphones
4位 Victor HP-D7
5位 Victor HA-FXC51
6位 Victor HA-FXC71
7位 Pioneer SE-M870
8位 Victor HP-AL600

ちなみに私は兼ねてよりPioneer大好きっ子だとは言っていますが、これに関してはPioneerをひいきしている訳ではないので悪しからず。

ゼンハイザーのHD555/595が欲しいわけですが、流石にそこまでくると用途が重複するのですよね。今回の件もそうですし、書いてはいない過去の件も含めてもそうですが、必ずしも高いものが良い音(=自分にぴったり合う音)ではないのですよね。大衆がいい音だと思えばもちろんそれに越したことはないですが、最終的に判断するのは自分自身なので。

自分に合う音を出すデバイスを見つけるのも一苦労です。

PS. 個人的に思うことですがWalkmanの方がiPodより音だ、とか書かれるのをチラホラみますが結局ナンセンスな比較なのかなと思ったりもします。だって、音を出す音源デバイス、音を奏でる振動デバイス、音を伝える外耳内耳というデバイス、音を受動する鼓膜というデバイス、そして音を感じる脳というデバイス。これだけの相性が本当にに全てマッチングするのは難しいですし、どれかが変われば全てのバランスがまたずれる、と思うのですよね。
# もちろん、外耳内耳以降は一蓮托生なデバイスではありますが。