性懲りもなくまたイヤフォン(ヘッドホン)を購入です。今回のは前回のPioneer  “SE-NC70S”に続きノイズキャンセラーです。今回のPHITEK ”blackbox i10”が違う点といえば直接AppleDockコネクタから電源を供給するため本体が軽いということ。SE-NC70Sは単四電池ながらも本体重量が45g程となり長時間の装着が非常に厳しかったのです。

で、使ってみた所感、ほぼほぼAmazonと同じ感想です。以下、良い or 気になったこと。

  • 確かに軽い。ボリュームコントローラにPinがついていますが、それを使わなくても耳への負担は少ないです。
  • ノイズキャンセラーとしての性能は高いです。SE-NC70Sから比べてホワイトノイズのレベル(無音時にサー・・・・という砂嵐音)が非常に低いのが特に目立ちます。
  • 音は若干硬め、普段ドンシャリ系をつけているので中音域が大きく聞こえますがこれが普通かもしれません。高音域は若干弱めですが特に不都合は無いレベルです。
  • (12月10日追記) 装着にコツがあるようで、単にカナル部分を外耳に押し込むだけではなくて、イヤフォンの本体のゴム部分を耳介の耳たぶの上(丸く親指がフィットする部分)に押し当てるように装着すると負担が少なくなる感じでした。恐らく形状的にもそれを狙っている感じがあります。

以下、悪いところ。

  • 説明書(日本語訳)にiPhone/iPodの電源を切ってから脱着してください、とあります。電源を落とさなくても機器は正常に動きますが脱着時に結構大きな音量で”ブツッ”というノイズ音が発生しますので装着していない時に行うことをお勧めします。
  • 本体に外部からの音を一時的に聞くためのMutingボタンがありますが、押さない方が良いです。これも同様に”ブツッ”というノイズ音が発生します。外部の音を聞く場合は素直にイヤフォンを外しましょう。
  • ホリュームは本体から定音量(=ラインアウトを使うため)で供給されていて、それをイヤフォン本体のボリュームコントローラで調整することなりますが、そのボリュームコントローラの調整が荒いです。”ボリュームコントローラの20%の位置”が通常の”イヤフォン装着時の本体ボリューム50%音量”程度になります。そして2mm未満の微妙なスライド位置は急に音量が落ちてほぼ聞こえません(左右のゲインも崩れます)。普段から本来音量で20%~35%前後で聞いている方は急激に音量が大きくなるので特に注意が必要です。ちなみに私は普段10%~15%なので耳を傷めないかと思えるほど大きな音量です。こればかりは音源側のゲインを下げる(=再エンコード)しかなさそう。
  • 電池の減りは若干早くなります。iPod Touchが買ってから1年ほど経過するので電池の経年劣化もあり差はあるかと思いますが、音楽再生のみで体感95~98%程の持ちになる、という感じ。楽曲選択のために本体操作を行う方が余程電池が減るので気にするほどでもないですが。

その他気になったところ。

  • Amazonで購入しても販売発送が”株式会社アイソニック”になります。この商品の説明書が英語といい、恐らく製品の販売代理店となるのでしょう。なのでAmazonから販売発送ではないですが問題はないです。個人情報が気になる方はがんばって店舗で探すしかないです。私はこの商品を店舗で見たことがないですが・・・・
  • まだ一回しか現象確認していませんが、半刺し状態で装着してしまった場合に片方からしか音が出ていない状態で押し込み装着しても片方からしか出ない場合があります。素直に脱着し直しましょう。
  • (12月10日追記, 真偽は不明) Googleでの検索結果ですが、Amazon経由であった場合に販売元メーカー “株式会社アイソニック”ページに記載されている「万が一、当製品(PHITEK製ノイズキャンセリングイヤフォン Blackbox – i10)にご満足頂けなかった場合、 商品到着後14日以内に限り 全額返金・返品 いたします。」が受けられないとのこと。なので、この保証サービスを受けたい場合は事前に確認を取った方が無難でしょう。

 

ということで、悪いところがやたら長くて箇条書きの数も多いですが、音量調整を除けはほぼ不満はなくAmazonなら★4をつけているでしょう。ボリュームどうしましょうね、曲数が現在1,259曲で圧縮がApple ロスレス圧縮(Apple ALAC)なだけに再エンコも手間なんですが・・・(そもそも、ALACでボリューム調整かけながらエンコしてくれるのカナ?)。どうせフルボリュームで再生することは絶対にないので一度きりの作業と言えばおしまいなんですが。

良い方法があったら教えて欲しいです。

(12月25日追記) ボリュームを下げて再エンコードを行わなくても一応はEQuというiPhone/iPadアプリを使えば音源側でのゲイン調整が可能です。但し、二点だけ注意が必要です。

  • ゲイン調整の処理はサウンドチップではなくて、CPUでの処理となります。その為、著しくバッテリーを消耗する一方で、Apple Dockコネクタは充電として使うことは出来ません。
  • DRMのような著作権保護のかかった楽曲はEQuで再生出来ません(ゲイン調整=波形処理であり、これが本体から引き抜かれたら著作権保護できないので当たり前ですよね)。なので、iTunesなどで多くの楽曲を聞く方はこの方法は取れません。

私の場合はCD以外で音楽は買わない主義なので問題ないですけどね(ジャケットを自分でスキャンしないといけないのが面倒な位かな。音も圧縮されていないのが自明なのでそれも考えればCD以外の選択肢は無いかな)。