12月30日の大須ツアーで現在使っているMBR(2TB上限)からフル領域を使用できるように変更すべく3TBのHDDを購入しました。現在稼働中のサーバー機にHDDを突っ込んでGPTでの稼働を確認して、いざWindows Server 2012をインストールしようとしても・・・・、インストーラーがGPTフォーマット領域にはインストールできません、の一点張り。

2TBよりも大きなHDD(=一般には3TB以上)にブート可能なOSとしてインストールするには以下の環境が必要なようです。

  • BIOSがUEFIブート可能である事
  • インストールするOSがUEFIブート可能(Windows XP x64, Windows Vista以降)である事
  • インストール時にUEFIブートを行っている事
  • インストール時にGTP形式でパーティショニングを行っている事

 

ちょっとした余談ですが今回折角サーバーのOSを一新するならBIOSアップデートもしちゃえ!、ってことでアップデートを行いました。普通にアップデートが成功していざブートをすると「CMOS Checksum Error..」とか。マザーボード側のジャンパーピンを「CMOS Clear」に設定をして事なきを得ましたが・・・、PCに慣れていてもこれは怖いよ!

 

1. BIOSをUEFIブート可能に設定する

特に難しいことも無く、BIOSの設定画面を起動して「UEFI Boot – Enable」にするだけ。BIOSの画面はもちろんマザーボードによりけり、ですがここ数年のものであれば大抵設定にはあるかと思われます。

bios_uefi_enable

 

2. CDブート時にUEFIブートで起動する

私がインストールしようとしているOSは「Windows Server 2012」となるので、UEFIブートに対応しています。インストールしようとしているOSがUEFIに対応しているかどうかは、CD/DVDのブートディレクトリにEFIファイルがある事が条件となります。またブート時にBIOSブート画面からUEFIブートを明示的に指定してあげます。

bios_uefi_boot

 

3. GPT形式のパーティションを構成する

UEFIブートしたのであればGPT形式でのパーティショニングが可能のはずです。インストール前に予め切っておいた領域にインストールしようとしたのですが・・・・Microsoftインストーラーが言うには推奨するパーティショニングがあるので、本当にインストールしていいの?、との事。

gpt_recommend

まぁ・・・・、Microsoftが推奨しない状態で使って不都合が起こるってのも嫌なので、一旦全パーティションを削除して再構成。今回もホストOSは仮想としての環境を提供するだけなので、OS領域は128GBで切ってあります。

gpt_final_pertition

因みに128GBを指定して確保しようとするとMicrosoftによる予約領域が128GB内に取られるらしく、Primary領域が127.8GBと確保されてしまいます。その為、128GBきっちり取りたいのであれば 300 + 100 + 128 + (128 x 1024) = 131,600 で確保すれば幸せになれる・・・・はずです。

 

ここまで来れば後はインストールのみ。私の場合は「Windows Server 2012」と「Windows Hyper-V Server 2012」を間違えてインストールして再インストール、なんてことになりましたが、普通の人は大丈夫でしょう。

間違って入れた「Windows Hyper-V Server 2012」の記念スクリーンショットを張り付けてこのネタはおしまい。

windows_hyperv_server_2012